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カタブイ、1995 [演劇]

ACO沖縄/名取事務所共同制作「カタブイ、1995」を観てきました。
内藤裕子脚本・演出。2022年公演の「カタブイ、1972」の続編。「カタブイ、1972」
をなぜ観てなかったのかを後悔。
沖縄の基地に土地を接収された住民たちの生き方。その土地を受け継ぐ子供たち。米国
との不平等条約日米地位協定。本土から沖縄のためにと思いやってくる若者を受け入れ
る沖縄。本音はそれぞれ。あきらめずに基地の縮小を求め、怒りの声を上げ続けること
が重要。ところが、生まれた時から基地があるのが当たり前世代には小中学生には、沖
縄の戦後の歴史教育はあまりなし。様々な問題を改めて投げかける舞台。
カーテンコール1回。物販不明。今回手話通訳の方が二人。開演前に約5分間、名取事
務所代表の方が手話についてためになる説明。無料でいただける資料ちらしに「カタブ
イ、2025」11月公演の速報有。カタブイとは、にわか雨や通り雨のことらしい。
2024/3/16 カタブイ、1995 ACO沖縄/名取事務所 下北沢 小劇場B1 19:06-20:52 C列 4,500円
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音楽劇「母さん」 [演劇]

俳優座劇場プロデュースNo.120音楽劇「母さん」東京千秋楽を観てきました。
堀江安夫作。横山由和演出。新垣雄音楽。2019年の公演の再々演。
詩人で作家のサトウハチローの物語。父親がきらいだったはずが、ハチローやっている
ことは父親そっくり。母親に愛されたいと思っているが、やることなすこと正反対のこ
とばかり。ハチロー、母親を責めすぎ。昭和時代の父親の絶対的支配構造の横暴に怒り。
そんな物語に素敵な唄声の役者たちの音楽劇。初演から役者、演奏者が同じという奇跡。
カーテンコール3回。最後にスタンディング・オベーション。物販不明。客層年齢高し。
この芝居、いつも上演期間が短すぎる。何度も観たい。
2024/3/10 音楽劇「母さん」 俳優座劇場プロデュース 俳優座劇場 14:04-16:47(15分休憩有) 3列(2列目) 6,000円
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509号室-迷宮の設計者 [演劇]

名取事務所・現代勧告演劇上演「509号室-迷宮の設計者」千秋楽を観てきました。
金旼貞(キム・ミンジョン)作。眞鍋卓嗣演出。沈池娟(シム・ ヂヨン)翻訳・ドラマトゥルク。
ドキュメンタリー監督クォン・ナウン(森尾舞)。民主人権記念館のドキュメンタリー取材
中。取材相手は記念館解説員ユン・ミスク(鬼頭典子)。この建物は、かつて反体制運動に
かかわった人々を拷問にかけた場所と説明。最初のうちは、それはユン・ミスクの私見と聞
く耳を持たなかったクォン・ナウン。案内がすすむうち、だんだんとこの建物に疑問を持ち
始める。同時進行で進む反体制運動の大学生ソン・キョンス(松本征樹)の拷問。治安本部
幹部ホ・イルギュ(山口眞司)から強制的に拷問用のビル建設を迫られる有名建築家アシス
タントヤン・シンホ(西山聖了)。逃れられない二人の苦悩。この舞台、観ているのがつら
くなる。ユン・ミスクの正体は皆の思いどおり。この話は、ついこの前の1976年ころの事実
の驚き。
カーテンコール2回。物販不明。暗めの会場。懐中電灯でチケットを照らし、係員がテキパ
キ座席案内。
2024/2/25 509号室-迷宮の設計者 名取事務所 下北沢 小劇場B1 13:00-14:33 C列 4,500円
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音楽劇『不思議な国のエロス』~アリストパネス「女の平和」より~ [演劇]

「音楽劇『不思議な国のエロス』~アリストパネス「女の平和」より~」を観てきました。
寺山修司作。稲葉賀恵演出。古川麦音楽。
アリストパネスのギリシャ喜劇「女の平和」をベースに寺山修司が60年前に書き下ろした
音楽劇。ギリシャ内で起こっている戦争にうんざりの女たち。戦争終結のため敵味方の女た
ちが集まりセックス・ストライキを始める・・・
ギター中心の生演奏。若い役者が多い音楽劇。セットのメインは、シンプルに大きな布と折
りたたみ椅子。どこかで観たことがある使い方。とにかく、歌と生演奏が観どころ。男女の
対立。やり取りがおもしろい。戦争の象徴であるクローエとアイアスには涙。
カーテンコール2回。物販不明。久々小劇場に開場前に着いたけど、入口が閉じられていて
雨の中寒い外で多くの観客が待っている。昔は、この劇場は入口は開いていてクローク前の
エリア内に入って観客は待っていたはず。ここら辺は、その時の運営の考えが明確に出てい
るのかも。
2024/2/23 音楽劇『不思議な国のエロス』~アリストパネス「女の平和」より~ 新国立劇場小劇場 14:07-16:18 D2列 8,800円
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女歌舞伎 小栗判官と照手姫 [演劇]

Project Nyx第27回公演「女歌舞伎 小栗判官と照手姫」を観てきました。
白石征作。 金守珍演出。水嶋カンナ構成。
絶世の美女照手姫(森岡朋奈)の夫である小栗判官(寺田結美)が照手姫の父に何か不手
際を起こしたとのことで小栗判官は亡くなる。妻の照手姫がその報いとして川に沈められ
る。亡くなったはずの照手姫。いろいろあって遊郭のお手伝いとしてこき使われている。
そこに地獄から蘇った餓鬼阿弥。熊野まで引いて送ることに・・・
小栗判官と照手姫夫婦の軌跡に涙。横山大善役のぐち和美さん。憎らしいほどの悪役が定
着。素早い場面転換、狭いスズナリがとても広く感じる。なんというか美女と野獣なゴー
ストな展開の愛に泣く。餓鬼阿弥の転換が秀逸。
カーテンコール1回。水嶋カンナさんからご挨拶。カーテンコールでスマホ撮影はOKと開
演前に説明有。一同礼のとこからと思ってたらカーテンコールのダンスから撮影OKらしい。
物販不明。
2024/2/10 女歌舞伎 小栗判官と照手姫 Project Nyx ザ・スズナリ 14:01-16:23(10分休憩有) G列 5,000円
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夜は昼の母 [演劇]

風姿花伝プロデュースvol.10「夜は昼の母」を観てきました。
ラーシュ・ノレーン脚本。上村聡史演出。
オープニングの舞台。ダヴィド(岡本健一)が母のガウンを羽織りポケットを探り
母の真似か。おもむろに登場するイェオリ(堅山隼太)はダヴィドを罵倒。誰?
この二人はどんな関係?そこに喉の調子が悪いマッティン(山崎一)が登場。ここ
はホテル?その後、嫌な感じの咳が止まらないエーリン(那須佐代子)が登場・・・
これは家族四人の物語。重い問題を抱えているのがだんだんわかってくる。家族の
秘密をのぞいている感じ。この問題を他人ごとでは観れない観客もいるかも。なん
となく後味が悪い感は残るが、カーテンコールで役者たちの充実した顔で現実に戻
れる。もう一度観てみたい。でもチケットは完売。
カーテンコール3回。物販不明。休憩時間は女性トイレの列で伸びる可能性あるかも。
入口で予約名を言って引き換えるチケットは、専用に印刷されたものだけどチラシ部
分の印刷が上部印字領域の関係で切れているのがなんとも残念。
2024/2/4 夜は昼の母 風姿花伝プロデュース シアター風姿花伝 14:00-17:15(16分休憩有) B列 6,400円
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熱海殺人事件(木村伝兵衛:山本亨) [演劇]

ゴツプロ!Presents 青春の会「熱海殺人事件」東京千秋楽を観てきました。
つかこうへい原作。高橋広大(ナイーブスカンパニー)脚色。井上賢嗣(青春の会)演出。
おなじみ熱海殺人事件。このバージョンはオーソドックスなくわえ煙草伝兵衛を脚色。セ
リフ回しは、つか芝居特有な発声ではなく、落ち着いた大人バージョン。山本亨さんは、
木村伝兵衛役は初めてなのかも。
オープニング伝兵衛(山本亨)は、タキシードではなく、昭和の刑事スタイル。定年間近
のちと疲れた伝兵衛部長刑事。逆に大山金太郎がタクシードで登場。伝兵衛の部下水野刑
事には、つか芝居に長けた酒井晴江さん。熊田留吉にはゴツプロ!主宰の塚原大助さん。
最初、春田純一さんかと錯覚。大山金太郎には、青春の会佐藤正和さん。今回、ゴツプロ
!、青春の会ともに初観。役者全員年齢が高めで安定の新しいつか芝居。
だけど、今からつか芝居を観る若い観客の中には、この差別感満載すぎるセリフに嫌悪感
をおぼえる人も多いかも?と考える。ただ、LASTにはそれを払拭できる爽快感がある
んだけどね。
カーテンコール2回。1回目、佐藤正和さんからご挨拶。2回目、役者たちからのご挨拶。
今後、大阪、福岡公演があるらしい。貴重な63歳山本亨伝兵衛見観逃すなかれ。
2024/1/28 熱海殺人事件 ゴツプロ!Presents 青春の会 新宿シアタートップス 14:03-16:09 E列 5,500円
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みえないくに [演劇]

「日本の演劇人を育てるプロジェクト」文化庁海外研修の成果公演「みえないくに」
千秋楽を観てきました。
劇団印象-indian elephant-主宰鈴⽊アツト作・演出。
グラゴニア共和国で話されているグラゴニア語に魅了された翻訳者鴨橋真由(壮⼀帆)。
⼩さな出版社の編集者の重⼭朝⼦(土居裕子)と関口蘭々(田中愛美)のおかげで「グラ
⽇・⽇グラ辞典」という辞書を⽇本で出版する契約を締結。その時、グラゴニアが隣国に
侵攻したというニュースが⾶び込んでくる。世間は反グラゴニアの風潮。鴨橋が、翻訳し
ていたノーベル賞候補のの作家カレーラ・ヨゼヨゼ(岡千絵)の作品に触れ、重山もグラ
ゴニアに傾倒していく。そんななかグラゴニア辞典の出版は正式に中止が決定。
重山の思いはわかるが出版中止はやむなし。1か月も会社を休むのは社会人としては、い
かがなものかと普通に考える。鴨橋の最後の行動は、なんとも清々しく重たい気持ちが少
し晴々LAST。
カーテンコール4回。物販不明。座席へのチラシの束の変な置き方勘弁。あちこちでコー
トを脱ぐ際にバタバタちらしが吹き飛んでました。入口に机をチラシ束を置き積んでセル
フでとらせればいいと思うんだけど。本当は、コート類は座席に着く前にロビーで脱いで
入場してくれればいいんだけどな。
2024/1/21 みえないくに 「日本の演劇人を育てるプロジェクト」文化庁海外研修の成果公演 東京芸術劇場 シアターイースト 13:02-14:53 D列 4,500円
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