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終夜 [演劇]

風姿花伝プロデュース「終夜」初日を観てきました。
スウェーデンのラーシュ・ノレーン作。岩切正一郎、ヘレンハルメ美穂訳。
上村聡史演出。
兄ヨン・シャーロット夫婦(岡本健一、栗田桃子)と弟アラン・モニカ夫婦
(斉藤直樹、那須佐代子)が母親の葬儀から帰り、兄の家に四人泊まること
に。兄と弟は仲が悪い・・・
四人のセリフ劇。膨大なセリフ量。翻訳の特徴なセリフの応酬が妙に翻訳さ
れた日本語だと、汚い言葉と叫び声のやり取りの噛み合わない夫婦の会話の
うんざり感。おそらく母国語のやり取りなら観方が違うのかも。母はなぜ兄
を嫌っていたのか。父に似ているから?
男女の観客それぞれの観点で感想が違う芝居。なんとなく女性に母親を求め
るマザコンな息子たち。自分の居場所を探す愛されたい女たち。
以前観たシェイクスピア劇では物足りなかった岡本健一さんが最高に活きる。
栗田桃子さんのこんな役は初めて観る。俊敏な身体の斉藤直樹さん、初めて
観るかも。普通の妻役から魅せる那須佐代子さん。
カーテンコール3回。大変なことになっているカーテンコールの舞台上。岡
本さんは裸足。物販不明。これは最高に上質な舞台。
9/29 終夜 風姿花伝プロデュース シアター風姿花伝 17:00-21:48(15分休憩・10分休憩有) A列上手ブロック 5,500円
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