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グリークス [演劇]

KUNIO15「グリークス」千秋楽を観てきました。
杉原邦生演出・美術。第1部、第2部、第3部の通しでの観劇です。
配付されたパンフの白井晃芸術監督によると、この舞台は日本で上演されたのは過去
三度だけとのこと。私は2000年9月シアターコクーンでの蜷川幸雄公演を観劇し
たことがあります。当時の通し公演のチケット代は27,000円。今回は10,000円と格安。
第1部
アガメムノン(天宮良)が女神アルテミスの要求により娘イピゲネイア(井上向日葵)
を生贄に差し出す。それにより弟メネラオスの妻ヘレネ(武田暁)が連れ去られたト
ロイアへヘレネ奪還のため進軍。トロイアを滅ぼし戦利品(奴隷たち)をギリシアに
連れ帰る。
第2部
ギリシアへ帰還するための風が吹かないためトロイアに足止めされているギリシア軍。
風を吹かせるためトロイア王妃の娘ポリュクセネ(中坂弥樹)を生贄として差し出す。
無事ギリシアへ帰還したアガメムノン。戦利品として連れ帰ったヘカベの娘カッサン
ドラ(森口彩乃)共々妻のクリュタイムネストラ(安藤玉恵)に殺される。
クリュタイムネストラは愛人のアイギストス(箱田暁史)と共に娘エレクトラ(土居
志央梨)と息子オレステス(尾尻征大)に父の復讐を遂げる。
第3部
トロイア戦争のきっかけとなったヘレネ。実はトロイアに連れ去られたのではなく、
エジプトに暮らす。第1部で生贄となったイピゲネイアは、タウリケで巫女になって
いる。感動的な弟オレステスと再会。タウリケの王をだまし、ギリシアの奴隷たちと
女神アテナの協力を得てギリシアへ脱出。
なんといっても11:30~21:40(休憩多数)の通し公演。役者も観客も約10時間共々。
コロスたちによるラップがところどころに入る。セリフ的な日本語のラップが正直
いまいち。延々と続く復讐の連鎖がなんとも悲し。
カーテンコール3回。役者・演出・スタッフともに舞台へ。同じ1日を共にした役者
へ観客へ共に拍手。物販不明。休憩時間に食事もの?を受付で予約受付していた模様。
長時間の観劇だが、約1時間のサイクルで休憩があり、内容も家系図を見ることなく
よく知るギリシア劇の登場人物たち多数登場でわかりやすい。客席には、有名役者も
ちらほらと。
11/30 グリークス KAAT・KUNIO共同製作 KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ 11:31-21:41
(第1部(11:31~12:35(休憩10分)~13:33(休憩10分)~14:30
 第2部(15:05~15:42(休憩10分)~16:37(休憩10分)~17:35
 第3部(18:31~19:51(休憩10分)~20:41(休憩10分)~21:41) F列 10,000円
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