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終わりよければすべてよし [演劇]

シェイクスピア、ダークコメディ交互上演「終わりよければすべてよし」千秋楽を観て
きました。
ウィリアム・シェイクスピア作。小田島雄志訳。鵜山仁演出。
不治の病のフランス王(岡本健一)。父から譲られた処方でフランス王を救ったヘレナ
(中嶋朋子)。王から臣下の中から夫を進部権利もらうヘレナ。すかさず、子供のころ
から憧れている養女先の兄であるバートラム伯爵(浦井健治)を指名。王の指示である
のに素直に結婚に同意しないバートラム。結婚後、すぐにフィレツェに義勇兵として志
願してしまう。そこにヘレナ宛のバートラムからの無理難題の課題が与えられ、ヘレナ
はバートラムを追って巡礼の旅に出る。その際にヘレナは亡くなったかのような細工を
し・・・
ヘレナのバートラムに対する愛。女性差別な雰囲気が現代にそぐわないけど、拒まれ立
ち行かない状況にあきらめないヘレナのたくましい強さ。結局、終わりよければすべて
よし。エピローグの国王役からの口上。ここまでが脚本。
岡本フランス王がいい。なんだか、いままで老け役は、まったく似合わない感じだった
んだけど、今回のフランス王の微妙な表情やこっけいな演技のやり取りが最高で楽しい。
カーテンコール5回。3回目からオールスタンディング。5回目に岡本健一さんがご挨
拶。勝部演之さんをご紹介。85歳とのこと。いつまでもお元気で役者を続けてもらいた
い。カーテンコール後、岡本健一さんが勝部演之さんをいたわりながらはけていく姿が
印象的。
2023/11/19 終わりよければすべてよし 新国立劇場中ホール 13:00-16:13(20分休憩有) 2階3列 3,300円
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